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オナモミ亭 ~猫柳一番地~

くも膜下から回復中の父のことを綴る場。

カテゴリー「●根を張り音を奏でる」の記事一覧

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足を向けて寝られない人


「おめでとう♪」のメッセージありがとうございましたm(^o^)m
実家にMac置いといて良かった♪

おとんにねだり倒されてわたしが買ってあげたのに
当然の如くおとんは「面倒だな」とすぐに飽きて…(ToT)
何度「もう何も買ってやらーんッ(-へ-#)」と思ったことか。
でも結局根負けしてしまう、ダメなわたし(^m^) ← 立場、逆ですよねぇ…

おとんもおかんもすぐ昼寝や夕寝をする人なので
くかーくかーぐおぐお…と言い出すと、こそこそPCしていました(^m^)

しかし「お母様」だなんてぇ~(^m^)そんな大層な人じゃ…
ただの「見た目フネ」の「中身サザエ」です(^m^)


姉ちゃんは、我が家の「イベントごと」では常に隊長です。
○○の会は○日か○日にするからねー と、一方的に連絡が来て
わたしたちはそれに合わせられるのですが
張り切って準備するだけに、いつもなかなか楽しませてくれます。
  
今回は姉ちゃんの新車でのドライブと、和食ツアー。
平日なので「最小メンバー」にて決行。
母の日と一緒に盛大にやる「本大会」が控えています…
  
久々に天気も回復しましたし、おかんも喜んでいました♪
しかし、おとん!! そこは主役位置じゃろう!!



小さい時から姉ちゃんは常に、楽しいことの「隊長」でした。
社宅の庭で、家で…姉ちゃんが考えたいろんな遊びをしました。

◆囚われの白人ごっこ◆晴れの日おんも仕様◆
 オミソのわたしと弟が白人役。
 縄跳びで縛られ、積み重ねたタイヤの中に入ります。
 姉ちゃんたち年長さんたちはインディアン役で、棒切れでタイヤを叩きながら
 「あわわわわわわ」「あっほっほっほ~ッ」「あいやいやいやいやーッ」
 と、雄叫びを上げて踊り狂います。ただそれだけだけど、面白かった(^m^)
 ※縄跳びで縛るのは危ない!!と社宅のおばちゃんに叱られました。

◆殿様とコジキごっこ◆雨の日お家仕様◆
 ※今はピーっ用語ですけど…コジキってしないと
 ねえちゃんが殿様でおやつを持っています。
 コジキ役のわたしと弟は土下座して「くだせぇ、くだせぇ、おめぐみくだせぇ」
 姉ちゃん「ダメじゃ」 姉ちゃんだけ一口パクッ!
 「くだせぇ、くだせぇ」「ダメじゃ」「くだせぇ、くだせぇ」「ダメじゃ」…
 おやつ騙し取られていたような気もしますが…延々やっていたバカ姉弟(^m^)
 たまにわたしや弟も殿様の役をやらせてもらえました♪

◆巨人の星ごっこ◆いつでも◆
 姉ちゃんは星飛勇馬、わたしは伴宙太。
 姉ちゃんは帽子を前向きに、わたしは後ろ向きに被ります。それだけ(^m^)


PTAや自治会、パート先や同窓会などでも
この「お金をかけずに楽しませる能力」を如何なく発揮している模様。
姪っ子に「ママは楽しいことばっかり優先して」と言われるほど(*m*)
「こないだなんてお小遣いなくなって、わたしに借りたんだよ」


  でもね、我が姪っ子よ

  ママは、とてもいい子だったんだよ。
  いーっぱい我慢して、いーっぱい勉強して
  学校で一番になったこともあるし
  かけっこも早くて、いろんな係りも任されて
  とってもとってもいい子だったんだよ。
  やっと余裕ができて、ようやく遊べるようになったんだよ。

  嘘じゃないよ、ほんとうだよ。



おとんの実家は、戦前かな~りのお金持ちでした。
女中さんが大勢いて、子どもたちにはそれぞれ専任の女中さんがいて。
おとんのことを坊ちゃん坊ちゃんって呼ぶんで
「自分の名前を坊ちゃんだと思ってた」ほどのお金持ち。
  ↑
 (それはバカだろう by姉ちゃん)


曾々々爺さんが清水の次郎長ばりの「気風のいい大親分」だったそうで…
(身内はそういうけど、ほんとのところはどうなんだか)

ある大博打の時、最初はお金で賭けていたのですが
「うちの馬一頭ぉ!」「うちの家屋敷全部ぅ!」とヒートアップ。
遂に「うちの山から見える土地全部ぅ!」となり
我がご先祖様、これに勝っちゃったそうなんです(*m*)

「人生はギャンブルだ!!」は、血筋デス。


戦後、軍人だった爺ちゃんはB級戦犯になり
農地解放もあって家屋敷以外は全てを失ったおとん家。
(まさに悪銭身につかずふう)
その時おとんは心に固く誓ったのでありました。
「僕はヤル気なしになってやる! それも、筋金入りのヤル気なしに、だ!」
  ↑
 (それもダメだろう by姉ちゃん)

その後も坊ちゃん気質は抜けず、結婚してももちろん変わらず。
人の持っているものは欲しがり(いまだ変わらず!!)
人にお金はあげまくり(うちが欲しかった!!)
仕事はもちろん最低限しかしなかったおとん(公務員でしたし…ぶほ)。
毎日毎日、戦中かよ! というくらい芋だのスイトンだのを食べ
わたしの家は本当に、かな~りの貧乏でした。


  ママが中学に入る時、制服などは全てお下がり。
  何一つ新しいものはなかったけれど
  ママはひとつも文句を言わなかったんだよ。
  あなただったら文句言わないでいられるかな?

  わたしが修学旅行に行く時にはバイトしてくれて
  わたしが就職した時には少ないお給料で
  ママはわたしに必要なものを買ってくれたんだよ。
  「お金は気にしないで、欲しいの選びな」って言ってくれたんだ。
  ママはそういう人だよ。人の喜ぶ顔が見たいんだよ。
  でも、申し訳なくて、二番目か三番目に欲しいものを買って貰ったんだ。
  ママはいい子でしょう? ママはとってもいい子なんだよ。



姪っ子は、うんわかったー と笑ってくれました。

 
尊敬する人
お世話になった人
感謝している人
無条件で好きな人
家族


わたしのまわりにはたくさんの大事な人がいます。

でも、もっとも足を向け寝られない人といえば
わたしの場合はやっぱり姉ちゃん。
うっかりサザエの姉ちゃんです。

姉ちゃんは…マスオ兄さんに足を向けるなよ♪



駄にゃんずが寂しがっているので、昨晩は早めに帰りました。でもサザエパワーにやられて…(^m^)
お気楽ヤクザのギャンブラーなこのご先祖様の血と、指物師だった母方の爺ちゃんの「こつこつ精神」…これがビミョーに絡まりあってわたしの中に色濃く流れているような気が、いつもしています。(母方の爺ちゃんもかなりフザけた人でしたけど)しかし、マスオ兄さんは本当に偉いです。サザエはやりたい放題好き放題…姪っ子も、また正しい♪


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イイヅカさんの教え

たーまん
と、たーまんが申してましたのに、掃除を中断して散歩に行ってしまいました(^m^)
  
桜に誘われて、ふらふらとワクワクと1日を過ごしました。
さらにうかうかしているうちにもうすぐ朝じゃないですか~。
ダメダメではありますがこんな1日も必要ですよね(^m^)
  
母方の祖父が指物師だったせいか、木と、木に咲く花が大好きです。
幸運なことに花粉症ではないし、年がら年じゅうリフレッシュと称してお散歩。
いったん「今日は散歩♪」と決めたら20~30km位は歩いちゃいます。
部活のおかげで丈夫なんです。毎日、アップで10km走ってました(^m^)

   ポケットに猫カリカリを入れて
   水筒にホットコーヒーを入れて
   お金はあまり持たずに出発~♪

この季節に歩いていると、心は新入社員時代にひとっ飛び…。
野球について熱く語って臨床検査薬品メーカーの広報に配属になったあの春
わたしの初めての上司になった、イイヅカさんのことを思い出します。


◆「パート・オブ・ジョブ~a part of job」という考え方をご存知ですか?◆


今でも大好きなその会社は
帰りが危険なので…と、女性にはなるべく残業させない方針。
雇均法施行後も、女性は基本的には22時まで…という
ある意味親切な会社でした。

当時その広報部門は営業本部長直属の「課」で
男性は主任のイイヅカさんだけ。
薬剤師の資格を持つ商品プロモーター、ベテランのお姉さんが3人
そして「高卒の謎の野球バカ」のわたしのみ! というメンツでした。


この人数でマーケティングも営業企画も兼ねていたので
当然、仕事は山のようにありました。
他部門の女性は19時頃には全て退社しているのに
我が課のみがいつも残業~。でも、女性陣のマックスは22時です。
残った仕事は全て、イイヅカさんが徹夜して片付けてくれていました。

大して入社年度の変わらないお姉さんたちには頼みづらかったのか
イイヅカさんは、クッキーやおせんべいを机に置きながら
「資料朝までに仕上げておくから、早出してコピーしてくれる? ごめんね~」
と、よくわたしに言っていました。(早出はOKだったのです)
体育会系のわたしは、上司の頼みを断るなんてことは頭もよぎらず…
お菓子の欲しさもあって、暢気に「いいですよ~」と、いつでも二つ返事でした。


   いつものように繰り返された、お菓子とコピー。
   そんな「いつもの朝」のはずでした。


7時半なのに、フロアで怒鳴り声がしていました。
本部長の声です。

小さな声で「おはようございます」と言いながら入っていくと
徹夜明けでヨレヨレのイイヅカさんが怒鳴られていました。
本部長は、全くわたしの姿が目に入らないような怒りようです。

聞かずとも聞こえてくるその内容は
本部長が求めていた結果が
このマーケティングでは証明されない! というもので
咆えるだけ咆えると、本部長は上着を引っ掴み、嵐のように出張へ…。
あとには、うな垂れたイイヅカさんとわたしが残されました。


いつもは多弁で明るいイイヅカさんですが
「おはよう」とだけ言って、貧乏ゆすり。
自信作のマーケ資料を全却下された悔しさ
新入社員の前で罵倒された恥ずかしさ、徹夜の疲れ…
いろいろなことが胸をよぎっていたことでしょう。

話を聞いていただけに、わたしも気まずい。
でも、こんな新米が慰めるのもなんだかおこがましい。


そこで…ちょっとだけ考えて、お茶をいれてきました。


黙ってお茶を机に置くと
イイヅカさんに笑顔が戻りました。
いつもの多弁なイイヅカさんに戻りました。

  ありがとう、ありがとねー。
  お茶嬉しいなぁ。美味しいよ。
  今、お父さんが会社で叱られてたら…って思ったでしょ。
  そういうことってね、実は一番大切なことなんだよ。

  会社はね、家族みたいなもんだー と僕は思ってるんだ。
  悔しいことも、頭にくることも、そりゃあるよ。
  でも、相手がもし親だったら、兄貴だっら、姉貴だったら…
  そこまで腹が立つかどうか、ちょっと考えてみるんだ。
  そうすると大して腹も立たないもんなんだよね。
  今みたいにね、お茶出してくれたりとかね
  男女同権とかでウルサイけどね、今は…
  必要だねぇ、いいねぇ、元気がでるよー。

  会社ってさ、外に対して一丸にならないとダメなんだよね。
  中で喧嘩してる場合じゃないんだよ。
  今僕もね、本当は悔しかったよ。
  でも、絶対に自分が正しいっていう保障はない。
  本部長は、本部長になるまでの実体験から言っていることだし
  僕がやっていることは、会社の仕事の一部でしかないからね。

  パート・オブ・ジョブって考え方、知ってる?
  全ての仕事が、会社にとって大切なパーツなんだってことだよ。

  今任せられている仕事は、経験とか年齢とかで
  たまたま割り当てられたに過ぎないんだ。
  今任せられてない仕事も、本当は君の仕事かもしれないよ。
  どれもが、絶対に必要な仕事なんだよ。
  自分だけで完結する仕事なんて殆どないもんね。
  みんなみんな繋がってるでしょう。
  このジョブなら、コピーした資料に営業全員が目を通して納得して
  そこからが本当のスタートなんだよね。

  いつも朝頼んでるコピーも、大事な仕事なんだよ。
  この課でのアンカーだからね。
  なんでわたしがコピー…って思ったこともあるかもしれない。
  でもね、末端の仕事を大切にしない人に
  大きな仕事のリーダーはできないんだ。
  目の端で他の人の仕事をみながら、自分のマターをこなしていく
  それを続けて、チャンスが来た時に頑張って
  どんどん一人前になっていくんだよ。
  この人になら任せられる! ってなるんだよ。

  て、わかる? 僕、昔の人間だからなぁ。
  自分のこと、企業戦士だと思ってるんだ。あははー 死語かなぁ。
  せっかく早出してくれたのに、ごめんね。
  資料作り直す元気でたよ。お茶ありがとね。
  あー あとね 今みたいに
  人として必要だと思うことをやるって、これもすごい大事なことだよ。
  その視点を持ち続けることは、いつか君の「力」になるよ。
  さーて、じゃあ資料作り直すかなぁ。


長い長~い、お話でした。


饒舌に語るイイヅカさんの目は
父の日にプレゼントを貰った時の父さんのようでした。
会社は家族…という話がピッタリきました。
野球バカでしかなかった当時のわたしには半分ぐらいしか分かりませんでしたが…

イイヅカさんが、このシチュエーションで
「気が利くぅ~女らしいねぇ~」などという
貧困なボキャブラリーしかない人ではなかったことは
後で思えば大変なラッキーでした。

このあとさらに

  仕事はね、みんな繋がってるからね
  自分の仕事をなるべく早く仕上げて
  次の人に渡せるようにしないとダメなんだよ。
  仕事には全部締切があるから
  期日を過ぎたら、どんなにいいものでもダメなんだ。
  出来得るなら常に100%のものが出せるように
  気持ちも状況も作っておかないとね。


と、イイヅカさんの話は続いたのですが…(^m^)


イイヅカさんをはじめ、素晴らしい方の多いこの会社に
なーん年も前に辞めたくせに数年に一度は遊びに行き、元気を貰うわたしです。
イイヅカさんは、真っ白な髪の毛になり、今は本部長をなさっています。

優しくてお茶目だったイイヅカさん、今は部下を怒鳴り散らすこともあるとか。
立場上、やらなければならない時も、そりゃあありますよ♪
でも、いい年を重ねていらっしゃって、笑顔はあの日のままです。
寸足らずな部下だったわたしも、とっても嬉しく思います。


   職業に貴賎なし。
   あとは、好き嫌いと向き不向きです。


編集やライターの仕事をしていると「何大学?」と聞かれることがよくあります。

  大学はいってないんですよ 好きなことやってきただけなんです
  強いて言えば、最初に入った会社が大学みたいなもんですね

そう言うとビックリされますが、好きこそものの上手なれ。
苦労も苦痛にならず喜びになるのは、好きだから。
間違いなくイイヅカさんは、わたしの「恩師」の一人です。


もし、今の自分のポジションに悩んでいる方がいたら…
この「イイヅカさんの教え」を
ちょっとだけ思い出して欲しいなぁ、と思います。

   会社の人を家族のように思えますか?
   自分は会社の人にとって家族ですか?
   パート・オブ・ジョブを実感できますか?

そう思えなかったら今度は「そう思えない理由」を、考えてみてください。
全ては、たぶん、そこから。

そして、もし「仕事仕事って~!」と怒っている奥さまがいらしたら…
旦那さま、イイヅカさんみたいに、いい仕事をなさってるのかもしれません。
笑顔で「お帰り~♪」とお迎えしてあげてくださいませ。
親父会社にばかりいて、男前ならぬ「オヤジ前」と呼ばれて久しいわたしには
世の叔父様たちの気持ちがわかるのです(^m^)
家庭と同じように、外の世界も大切。家庭と仕事は「卵が先か、鶏が先か」。うふふ。

広告代理店時代、先輩達によく言われました。
「タマはなくとも心はひとつだ、最高にオヤジ前だ、お前は~ッ♪」
嬉しいような、悲しいような… w(*o*)w


■□■追記_2008.6.17■□■
今の時代には、ちょっとそぐわない「教え」かもしれません。
でも、わたしが働いてきた中で、もっとも助けとなってくれた、素敵な教えでした。うふふ。

●過去ログより~記憶の扉、思考、仕事●
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人生はギャンブルだ♪~気がつけばエディター

日帰りで実家に行ってきました。
  
甘えん坊の両親のため、また、わたしも両親が大好きなので
週に1度は顔を出すか、中間地点のデパートでランチをします。

そんなに両親が好きなら一緒に住めば?とよく言われるのですが、なかなかそうも(^^)。
フリーってまさに本人次第。ある意味毎日が休日で、毎日が準備期間で、毎日が仕事。
仲良し親子は遊びすぎちゃってダメなんです(^^)
今日は母とは一緒に手芸をし、この謎の袋ができました。毛糸の袋
父とは春の選抜高校野球を見て一緒にヤジりました。


父は無類の野球好き。
何があっても「開幕系」「天王山系」の野球中継がある日は帰らねばなりません。
これを一緒にヤジり倒すのは娘として最大のマター。わたしも野球が大好きです。
巨人の星に憧れたオムツの時代に始まり、小5から8年間、ずっとソフトボールを。

ああ、白球に賭けた青春の日々…
毎日アップで土手を10km走り…
両手に5kgずつオモリを持ってさらに1km走り…
キャッチボール、ノックにフォーメーション…
試合に負けて悔しくて勝手に一人で500本ティーバッティング…
血の汗流し、涙を拭かない(そのワリによく泣いた)8年間の日々…
「栄冠は君に輝く」なんて聞くと、もう涙が…歳です(笑)

他スポーツの隆盛におされドラフトだ賄賂だともうぐちゃぐちゃですが
常に大好き野球!ガンバレ野球! なのであります。

わたしをエディトリアルの世界に導いてくれたのは
他でもないこの野球なのですから。(いや、巨人の星…)



わたしは高卒で老舗中堅の臨床検査薬品メーカーに入社しています。

両親共に読書家で、母が図書活動のボランティアを長く続けていたこともあり
わたしも相当な本の虫です。
図書館の司書になりたかったのですが、残念ながら貧乏家の我が家
大学にいく余裕がないことは小さな頃からわかっていました。
(進学できないことを悩んだこともありました。それはまたいつか書きたいと思います)
最後の学生生活となる高校はソフトボールだけ!で選んでおりまして、文系の普通課です。
そこそこ強くて1年生からレギュラーになれる少人数部員の学校を探しました(笑)

わたしの住んでいた地域は、大学や短大への進学率がほぼ100%でした。
高校で学業を終えるというのは相当にアウトローなことだったんですネ。
我が母校も進学を前提とした授業と就職対策でして
学校推薦で入社試験が受けられる企業が実に少なかったのです。

…ということに、3年次の夏休みに気づく野球莫迦といい加減な親。
姉が就職した時に気づくべきでしたが、すっかりすっとり見落としておりました。
希望といえば「勤めるなら丸の内がいいなー」ぐらいで。
硬めの仕事で、安定していれば、どこでも何でもよかったんですね。
結局、姉の勤める会社の、グループ企業を「かなり遠い縁故」で受けました。


採用試験は、大学生や院生は長~い薬学の専門テストが控えていましたが
高卒・短大の女子は営業所の受注オペレーターか総務系補助での採用なので
面接とクレペリンテストと90分の論文だけでした。


さて、論文のお題は「今年最も記憶に残った事件について考察せよ」です。


ふーむ。。。。まだ幼いと言えるわたしは3分ほど考えました。

  ひたすら白球にのみぞ賭けた学生生活…
  この90分で、わたしの学生生活を総括した気合を文字にするとなれば…
  (誰もそんなことは求めていなーい!)
  よっしゃ、これしかナイ!(どれなんだっ!)


わたしの書き出しはこんな感じでした。

  「何故巨人は二年連続で優勝を逃したのだ!これがわたしにとっての重大事件です。」

そのあと延々と続く 気合・魂・根性が「足りない」の文字文字文字…

  1年ならいざ知らず、2年連続Bクラスとは何事か!気合が足りない!
  過去の栄光にすがり、一球入魂にかける飛雄馬の魂を忘れている!
  巨人の星に描かれた、素晴らしき勝負魂はどこへいった!
  スイング1つ1つに、勝負に挑む男の気迫が感じられない!


こんな内容で散々こきおろし、一徹や飛雄馬や宙太や豊作の言葉を引用したあげく
締めくくりはこうでした。
「わたしは、今年から阪神ファンになることを宣言する!」

今思えば、どうしてこんなことを書いたものか、自分でもサッパリ…
どうでもいいっちゅーの…考察を求めているのに阪神ファン宣言…
アホです…相当にアホです…ただの野球莫迦でしたヨ、わたしったら(笑)

ところが、結果は採用~。世の中ってオカシナものです。



半年後の新人研修の最終日に発表された配属先は広報でした。

広報って? なぜわたし? と聞いたところ

 広報は会社の顔だよ、いろんなことをするんだよ、残業も多いんだ
 急に広報で退職者が出たので誰をあてるか考えたら
 あんな面白い作文を書いたのは君だけだったし
 気合も根性も体力も想像力もあるんだろうと思ってね    と。

わたし以外の全員が全員、その年のトップニュースについて考察したそうで
(入社してからわかりましたが、みんな真面目でいい人なんですよ~)
コイツ、気合と根性と魂しか書いてないよ~と大爆笑だったそうです。
採用担当だけでなく、総務・経理・システム部まで回覧したそうです。ぶほー!
お、縁故か、じゃあマァ安心だろ、というようなことで採用だったとか。
(姉ちゃんアリガトウ)


広報といっても臨床検査薬品メーカーですから
後日TVドラマで見たような格好のいいものではありませんでしたが
(ひたすら営業支援の資料やチラシ、学会展示の準備です)
さまざまな販促物の作成の中で広告・宣伝という
部活少女には想像もつかなかった「文字にかかわる仕事」があることを知ることができ
優しい年の離れた先輩たちに何もかも教えて頂いて一人前にして頂いて…
とてもとても愉しい社会人生活のスタートとなりました。



ここでの教えを糧に、幾度かの職種内転職を経て
今のわたしが「出来上がり」ましたが
広告代理店で営業企画をしていた頃や出版社で編集をしていた頃も
(これまた超老舗中堅で、ドラマで描かれている世界とは全くの別モノ)
部活で鍛えた体力と根性と集中力が仕事の9割を決めていたように思います。

だって他に、とりえがないんですものね(^m^)
とりえを活かす、それがレギュラーへの道…仕事も部活も、根幹は一緒ですね。

徹夜がこんで、同期以下が次々と机や床に転がる中
わたしだけが起きて作業を続けられたことが「次なる扉」を開く鍵になりました。
起きてると、どんどん仕事が回ってくるんですね。
ひたすらこなしていくうちに「リーサルウェポン」と呼ばれるようになり
いつしか「コマンドー」とも呼ばれるようになりました(*m*)


文字が好き、紙が好き、グランドに立つのが好き、ただそれだけ。
アドの勉強をしてきていないだけに、多くの同僚たちが悩んだ
「夢と現実のギャップ」に突き当たることすらなく
ただただ、白球のかわりに、締め切りを追いかけました。
血の汗のかわりに、脂汗を流して徹夜に耐えました。

それがただただ愉しく。
アドはわたしの新しいグランドでした。

飛雄馬が壊れたレコードのように「俺は栄光の巨人の星をつかむ!」と叫んでいたように
「わたしは白を出さなーい!」と原稿と戦いました(笑)

最後の方の会社員生活3年は、年間労働時間は5000時間超でした。
が、気分はまさに毎日がジェットコースター♪
今日こそ死ぬ!今日こそ白いページが出てしまう!とドキドキ…
しかしけして死ななかったし、白はでなかったし、猛烈に楽しかったのです。

   あの時野球について熱く語らなかったら…
   ソフトボールやってなかったら…
   いやいや、巨人の星を見ていなかったら…

わたしの人生、いったいどうなっていたんでしょうね。ああオソロシイ。



で、何が言いたいかと言えば

何がやりたいかわからない…
やりたいことが見つからない…
と悩んでいる方がいらしたら、こう伝えたいのです。

人生はゲームだ! 一球入魂のギャンブルだ! と。

とりあえず、なんでもいいから
始めちゃっていいんじゃないかなー と。


そこから見つかるもの、出会うもの
いっぱいいっぱいありますよ♪絶対に。

何があるかわからないから楽しい。
思い通りにならないから努力する。

結果の決まってる八百長ゲームなんて面白くないのとおんなじかもしれないですよ。

再ゲームも流局もアリ!それがゲームだ、人生だ(多分)。そしてその醍醐味かと。
まずは人生のグランドに飛び出して、ウォーミングアップから…ですヨ♪


   打てる、と思った球は必ず打てる
   そのためには地道なトレーニングが必須也♪
    by オナモミ

   長い長いペナントレース
   人生も青春も 思うより長く また楽しからずや♪
    by ナミヘイ(父)

   減らず口 いいからさっさと ご飯して
    by フネモドキ(母)



お父さん、お母さん、お子さんは是非運動部に♪
タダで気合と根性と体力とチームワークが身につきますヮ♪
わたしは155cmの小兵ですが、筋トレの成果で高校時代の背筋力は120kg。
全校女子2位、1位はうちのキャッチャーでした。
今でも20~30kg位の機材を1日中持ち歩いても平気の平左ですよ。うふふ。


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劣等感に、悩んだことがありますか

3月18日は「サイバーの日」です♪
cyber city、ブログ住民の記念日♪

みなさん、盛り上がってますかぁーっ!! (猪木風に発音してください♪)
今日はマジカル・シンキング~♪


.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚
サイバーって ギリシャ語が語源らしいです。(いい加減)
旺文社の1986年度版のカタカナ語辞典をひくと「cybernetics」から始まり、単独で「cyber」は出てこない。
なんとなく未来っぽい響きがキュンとくるんでしょうか。日本人は「er付きの言葉」が大好きですね。
ネイティブの人からみればくすくす…という用法もカタカナ英語として根付いてしまいます。
※余談ですが、旺文社の辞書ってみんな面白いです♪引用方法とか。
  言葉が大好きな人が作ってるんだろうなぁ~と、読み物としても楽しめます。



なんでブログはこんなに盛り上がっているのかしら…と
まったくのブログ初心者であるわたしは
今日はサイバー住民の住処を探検しておりました。

紙媒体が大好きなので…
ネットに近づかないのは「おまじない」でもあったのですが
もう仕方ないデス。「勝つにはまず敵を知れ」ふう。
そしていろんな方のブログを覗き見しているうちに夜~ (^^)

あちこち探検させていただいて ◆劣等感に悩んだことありませんか◆
http://blogs.yahoo.co.jp/syoujitosachiko/47778309.html に、トラバさせていただきつつ考えてみました。

.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚

「劣等感」のわたし的定義は

   他人と自分を比較して劣っていると感じ 自分を卑しむこと
   また その想いに苛まれること

であります。



小話をひとつ。


   幼稚園の時、学生時代の写真を見ながら母が言いました。
   「お母さんこの人に結婚してって言われたのよねー
   この人と結婚していたらどうなっていたかしらねー」
   その人は大変お金持ちの旧家の方です。

   「いいなぁ!ケーキがいっぱい食べれるね!」 と、わたし。

   我が家はかな~り貧乏だったので
   姉妹喧嘩の理由はお菓子のことだけという状況下です(^^)

   すると、小1だった姉が言いました。(頭いいね!)
   「バカだなぁ 遺伝子ってものがあるんだから
   その人とお母さんが結婚してたら あんた生まれないんだよ
   見た目があんたでも 中身はあんたじゃないし
   わたしも赤ちゃんも いないかもしれないよ
   それに お父さんがいないんだよ」


   おっおー、それは困る!!
   お姉ちゃんも弟もいないなんて嫌です。
   お父さん、忘れていてごめんなさい。
   若ハゲだって、稼いだお金を右から左にあげてしまうような人でも
   うちのお父さんはダンディで筋の通った立派なオトコなのであります♪
   そこでわたしは「じゃあいいや、ケーキいーらない!」
   その日のおやつはふかし芋と牛乳でしたっけ♪


そう、幼稚園のときにわたしは「幸せだ」という実感の
「第一プライオリティ」を発見したのです♪
家族。家族がわたしの幸せの根幹です。
こんなに早くに、自分のシアワセの根っこに気づくとは…
これはかなりラッキーなことと言えます。(ハードル低いとも言う…)


貧乏家では、選択は常に二択。
やるかやらないか、いるかいらないか、右か左か、白か黒か。
二択だと、選択するのは実に簡単です。

常にそういった状況の中で時を過ごしてきたので
人と比べるという余裕も習慣もなく
思い出の中に「たら・れば」はありません(反省とたらればは違いますしね)

「たら・れば」なければ後悔無し。
後悔なければ今にもこれからにも迷い無し。

おー、なんてちゅばらちい、貧乏って♪…ナンチャッテ。
ただ、他者との比較の中に、幸せのタネが眠っているとはわたしには思えないのです。
自分は自分でしかない。向上心を持って学び・真似ぶことと比較は、わたしの中では別のことです。


.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚↓というわけで、本題↓.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚


◆劣等感は「向上心」に置き換えよう◆

劣等感はバネ。ロジカルシンキングでもそう言われます。
悩む余裕がある♪と明るく考えてみては如何でしょう?
向上心に置き換えられれば「ヨイコト」、パワーの源となるものです。
しかし、嫉妬等になってしまうと、それは「ワルイコト」と言えます。

   ○○さんみたいになりたい … は無理です。
   容姿は整形とかで同じにできても、表情が違うし…
   表情は生き方が作るものなんじゃないかなぁっと思います。
   同じ人間が何人もいたら、その方が気持ち悪いですよ♪

あなたはあなた。
あなたのいいところは、逆に、あなたには見えないものです。
あなたの劣等感はどこからくるのか…そこが問題です。
嫉みや妬みは、劣等感よりいでた悪夢。忘れなさぁぁぁい♪

嫉みや妬みって感情自体が
そもそもわたしにはよくわからないのです…(^^)。
(これについては、いつか詳しくまとめてみたいと思います)


◆美について◆
わたしにとって美しいものとは「見ていてキモチのいいもの」。

歳をとるのはそんなに悪いことかなぁ。
その歳なりの美しさというのがわたしには見えるけどなぁ。
造形的な美しさより、目の輝きとか、表情やアクションとか
そういうものにわたしは惹かれます。

   小さい子の美は 生まれたこと そのものの美
   若い女性の美は 成長のピーク 造形美の頂点
   中年以降の美は 生きてきた証 人生が創る


それぞれが美しく、比べられない美です。
同じ歳でも、考え方や歩んだ道を匂わせる
内面を伴ったものが美であろう…と考えます。

しわしわで、お腹にもお尻にもたっぷりお肉がついていても
太ったカッパが笑っているような顔であっても
わたしは、自分の母を美しいと思います。とても可愛いと思います。
化粧にかける時間もないほど、3人の子を一生懸命育ててくれた証。
他の方を見ても、やはり、同じように思います。

所詮、外見をどんなに飾り立てたところで
美しくない「心根」は「見えるもの」だとも思います。


それとは別の次元で
電車で匂い袋をしのばせたおばあさまに出会ったりすると
素敵だなぁと思います。
歳ごとに相応しい美しさは、行動そのものにある、と。


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◆劣等感はありません♪◆

家族が大好きと言ってくれるのですから、わたしもわたしが好きです♪
目が多少離れ気味でも、顔がちょっと長くても
歳をとるごとに親に似てきて笑えます。
多少気が短くても、考えるより行動が早くて結局二度手間になっても
親譲りの気質だし、自ら招いたスリリングな事態が解決すると楽しいし。

貧乏…本来「劣等感」と言っていいものはわたしの歩みの中にあります。
でも、それを劣等感と思えないように楽しく育ててくれた。
両親に、家族に、環境に、心から感謝します。

(そもそも父の気風のよすぎが貧乏の原因ですから、それもカッコいいかも♪)
楽しく、明るく、愛されていることを自覚して育った…
これってすごく幸せなことなのだと、大人になって思います。

そして、愛されなかったという思いが暗面の根っこになっている方へ…
しがらみを忘れ、過去を振り切り、あらたに始める力を、と願います。
過去は変えられないのです。人生は、前にのみ、道が開いている。
忘却と転化は、人間だけに与えられた「前向きな力の源」なのです。

中学生位の時には、正直悔しい思いもしています。
(学校指定のものが買えなくて、親戚のお下がりを持っていくとか、ね)
チョイスが少なすぎることが悲しかったことも、もちろんあります。

でも、幸運なことにそれを苛めの原因にするような先生はいなかった。
友だちも「お、それどこで買ったの?」なんて気を遣ってくれて。
「お下がりなんだよ~」って、こちらも言いやすい。
高卒で社会に出ても、みんな優しく教えてくれて一人前にしてくれた。

   まわりの方々も含めて、いまのわたしがいる。♪

お気楽脳味噌…わたしはきっと、畳の上で笑って死ねるなぁ。


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そもそも、 考えることはあるけれど悩んだことがありません。
考える場合も、ジャッジが習慣になっているのですごく早くて。
人には勘で動いているように見えるようですが、ちゃんと考えてますもん。
考えながら走るのは得意です。
横道にそれても、ダッシュして帳尻は必ず合わせます(^m^)

   やると決めたら努力するし
   いるとなったらどうやって手に入れるか考え、また努力します。
   努力は好きです。巨人の星が好きだから(^o^)

「悩む」については…わたしの中では、ですが
「どうしようもないことをいつまでもくよくよと考える」という定義。
考えるのは楽しいし有意義だけれど、悩んでもしょーがねぇ♪
明日は明日の風が吹かぁ♪デス。江戸っ子だもんで(^o^)


幸せの第一プライオリティは人それぞれ。
歩んできた道筋ごとに、大切なこと、譲れないことは異なります。

人の思考にすり合わせて、自分の思い出をときほぐしてみてください。
きっと、あなたは、幸せです。
他の誰かになろうとする必要は、きっとないのです。
幸せであることを知ったあなたには、もっと幸せが、やってくる。



ホントハ精霊ノ日ニャヨー♪今日ガオ誕生日ノミナサン、オメデトニャー♪by おちゃびん
その気になれば、毎日が記念日♪
昨日と同じ今日も、今日と同じ明日も、けしてありません
無駄に過ごす1日はあっても、無駄な1日なんてないんにゃよ~♪
「あーつまんない」と考えてるそこのアナタ
そんな日はまったりほっこり、柔らかアタマしちゃいましょ♪
駄じゃれ大好き☆おバカなわたしとおちゃびんと一緒に、いかがです?


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・・・≫≫≫≫≫

親孝行しよう♪

確定申告の準備にも飽きたので実家に遊びに行こうと思ったのに
父がインフルエンザになってしまったので来ちゃダメ~と(TへT)
つまんない…にゃんこは嬉しいようですが。



おちゃびん、たーまん、ピッ君、わたしの後ろで和み中。
寿実ちゃんは背中に、ちっ君は膝に乗っています。
「お父さん、早くよくなってねー。お母さんも疲れないように頑張ってねー。」


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にゃんこをはじめ、動物が大好きなわたしの
もうひとつの趣味は「親孝行」と「家族孝行」。 ←趣味ナンダ…
後でするから後悔たぁよく言ったもんだ♪ ←急に江戸っ子ふう
ほんとですよ。孝行は喜ぶ姿が見られるうちにしなくっちゃ。

わたしの周りには早くにご両親を亡くされた方が多く、訃報に接する度に
両親が健在で、家族・親戚(約100人)が仲良しなことに感謝します。
貧乏だったからかなぁ…助け合わないと生きていけないから。
喧嘩するのも無駄だし。話し合いや議論はするけど、喧嘩はしませんね、みんな。
うちは家族も親戚も、とっても仲良し。貧乏には感謝しないとイケマセン(笑)


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わたしが四歳になる時から、我が一家は社宅住まいになりました。

ほんとにほんとに貧乏だったのですけれど
拾ってきた生き物たちを「飼っちゃダメ」と言われたことは一度もありません。
嫌な顔をされたこともありません。
「可愛いね。みんなでちゃんとお世話しようね」と、いつも母は言いました。
(父は無言…ぶほほ)

そのかわり、寝坊しても、たとえ学校に遅刻したって
毎朝のお世話をサボることは許されませんでした。

   インコや十姉妹、文鳥など小鳥が約20羽。
   時々、怪我をした鳩や鶏もいました。
   水と餌を替えて、小屋のお掃除。
   敷地内にはこべも採りにいきます。

   金魚にドジョウ、ザリガニ、ピラニア、亀、カエル…
   みんな、まだ小さかった弟が拾ってきた子たちです。
   この子たちの餌は、バケツを持って探しに行きます。
   …ミミズやだんご虫を掘りに(TへT)
   虫だけはダメなので、辛かったですヮ。

「弟に責任を持つのもお姉さんの役目」と母。
「自分だって可愛いと思ったでしょ」とも言いました。
遅刻しちゃうよーと文句を言うと、今度は父の出番です。カミナリ、ドーン!!
「早起きすればいいだろうがっ お母さんが起きなくてご飯なしなのとおんなじだっ」
ハイやりますぅぅぅぅ…


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動物センサー付はの弟は、次々とたくさんの命をうちに運び
とうとう拾ってきたのが子猫。社宅なので、さすがに猫はダメ。
姉が何軒も里親さんを探したのですが、その都度「返品」されました。
ヤンチャすぎる、暴れん坊の子猫でした。

あげて、返されて…を繰り返すうちにどんどん大きくなり
家族になつき、いるのが当たり前になり…
とうとうバレて「社宅を出て行くか 猫を捨てるか 決断せよ! 」と。

家族会議の結果…出て行くことに決めました(笑)
親戚が多く仲良しなので…
毎年随分な額を、お年玉やお小遣いでいただいてました。
母が各子名義で貯金していたそのお金を頭金に
マンションを買うことにしたんですね。

今はみんな、懐かしい思い出です。仲良しって、シアワセ。


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父が入院した時、隣のベッドの人がこんなことを。
「こんな頑固なワガママ爺さんが家族に愛されてるなんて納得いかない」って。

   いやいや、お父さんは芯が通ってるだけですよ♪
   お父さんはまっすぐな人なんです♪うちはリアルサザさん一家ですから♪

…完全に「刷り込まれ」てます。母に。
大人になるまで、ただの一度も母が父の悪口を言うのを、聞いたことがないんです。
これもまた、とっても幸せなことなのでしょうね。


そこそこ稼げるようになってからは親孝行に拍車がかかり
「なーんでも買ったげちゃう♪どこでも連れてっちゃう♪」です。
お菓子をほおばる母の姿は、まるでハムスター。
新しいAV機器やウクレレが欲しいとポッケに手を突っ込んでいる父の姿は
おもちゃを目の前にした子犬のようです。すぐに飽きるのもおんなじ。

   「父さん、死ぬまでにもう一度新車が欲しいなぁ♪」
   だ・ま・れ!! それはさすがに無理~ッ!!

あのぉ…わたしぃ…子どもの頃からオネダリしたことないんですけど。



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