清志郎さんが開く記憶の扉（２）～僕の好きな先生その２

今日は校了日その１です。校正佳境です。てんやわんや、なんじゃもんじゃ、どんなこっちゃ～になっています（ ´艸｀）
それは「明日できることを今日やらない」からです。ぶほほほ！



そんなわけで、大好きな先生のひとり、高校の古典と漢文の「モギ先生」を思い出していました。
先生の記憶に残る授業はこちらです。よろしかったらどうぞ（ ´艸｀）

　
余談がとっても哲学的で面白くて、みんな集中して聞き惚れる授業をしてくれたモギ先生。
舌が長くてザ行変格活用を「だらどぅだりどぅ、どぅだるでぇだるだれ」と発音してしまうモギ先生。
台風一過の晴れの日に「気持ちよかったので」と休んでしまったりしたモギ先生。
いつも遠くを見ているような顔をしているのに、質問するとたくさんのことを話してくれたモギ先生。

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台風の時は翌日校長先生が心臓麻痺お越しそうになって怒ってたっけ。

「生徒の安否をどう思ってるんだネ！」

たまたま部活の顧問の先生のところに行っていて～現場みちゃって～腹筋痛でシニソウになりました。
（大人が叱られているところを見て笑っちゃイケナイことはもう知っていました。）

モギ先生はぺこ～ぺこ～としてるだけで全然聞いちゃいないのはバレバレで。
校長先生がプリプリと行ってしまったあと「先生～まずいんじゃないんすカァ？」とツッコムと
「だって気持ちがよかったんだもん、しょーがないヨ。ガッコめちゃくちゃで授業にならないって連絡がきてたし
おまえらのこと信頼してっから、休んでも平気かなぁって。太陽が僕を呼んでたんだよ」

台風…ほんと、すごかったんですよ。
近くの川が氾濫して、１階は水浸しになって、体育館のバレーボールも流れて行っちゃったり、池の鯉がいなくなっちゃったり。
…なのに、モギ先生は、太陽に呼ばれてシマイマシタ。

不思議とフザケンナッ！とは誰も思わない人でした（ ´艸｀）
そんな気がしてくる言葉を紡ぐ先生でした（ ´艸｀）

モギ先生は、確か北大トップの秀才で、舞台俳優を長くされていた方で
「やる気さえ出せばなんでもできるスゴイヤツ」とずっと言われてたそうで。
先生自身が言うのではなく、生徒たちがモギ先生をネタにして笑っていると、他の先生がむっちゃくちゃ褒めるんです（ ´艸｀）
モギ先生自身は「やる気がないのとはちょっと違うんだよネ。ナンだって愉しいから目移りしちゃうんだよ」なんて言ったり。

ぼよーん・ゆらーん・ぽろろーん…なんて擬音の似合う、愉しい方でした。
当時まだ30半ばだったと記憶していますが、仙人のような空気をまとってましてね。
お年を召した今も、たぶん、同じ空気をまとってらっしゃるに違いないヮ。

授業はいつもとっても面白かったけれど、時々、生徒に理由は告げられず…「今日はモギ先生はお休みです」
何かがモギ先生を呼んだんだなァ（ ´艸｀）と思いながら、大人しく自習をしたものでした。

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みんな真面目で。学校生活をたっぷり愉しんでいました。愉しい先生たちのおかげかな。昭和のひとコマ。

●想い出●
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