知恵者ピヨヘイ

父ナミヘイは、相変わらずニコニコご機嫌なピヨヘイさんです。
昨日わたしは暇子だったので、ずぅっと病院にいることができました。
母フネモドキは溜まりに溜まった家事を片付け、ナミヘイの夕飯時にバトンタッチしましたよ。

くも膜下の後遺症のひとつに、麻痺等がないにも関わらず歩けない…というのがあります。
とても心配だったのですが、転院３日目にはスタスタ歩くことができ、安堵しております。

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昨日は、勉強の時間以外は『談話室』で過ごすことが赦され、とても愉しそうでした。

お茶は熱めではないと飲まないナミヘイが「お茶買ってきてくれよ」というので
カフェインの少ないものを選びました。　美味しそうに飲みました。
「もっと金ッ気の強いのも飲みたいな」と言うので、たぶん珈琲のことだろう、と。
「珈琲はほんとはダメだから、内緒で急いで飲まないといけないョ」と言うと
「わかった。急いでくれよ」。

※何でも食べたり飲んだりしていいのですが、持込が禁止されています。

甘めのジョージアのロング缶を買ってくると
イソイソ・ウホウホと上手に蓋付きコップに移し
蓋で隠しながら「美味いナァ♪」　20分かかって飲みました。
飲んだあとは、少しとっておいたお茶を自分でコップに注ぎ、それも飲みました。
「証拠隠滅♪」とニヤリ。 あははは。

部屋に戻ると「久しぶりに珈琲を飲んだーーーーって、日記に書きたいんだ」と。
字を忘れているナミヘイは、10分かかって『久しぶり』と書きました。
「おっと。珈琲飲んだのは内緒なんだったな。ここまでで、やめとこう」。

両親が披露宴をしたレストランに、今年、初めて家族で行った時の１枚。

美味しい珈琲、また飲みに行こうね。　と、テンプレ、珈琲色に変えてみました（ ´艸｀）

何でも２プンで忘れちゃうんだー　　と言っていた父。　日々進化しております。

「今度0.6ぐらいでいいからさ、１本持ってきてくれよ」
………なんのことカシラ………
と思ったら、タバコかいっ（*m*）
「病院の人にもブッコロサレルけどさぁ、あたしがサザエモドキにブッコロサレルョ～」
と言ったら「わはは。さすがのうちのお兄ちゃんでもダメか」ですって。

父は今、わたしを「うちの次男」「うちのお兄ちゃん」と言います。

　
運動の授業が愉しい……とちょっと前に書きました。
が、正確には「他の授業は僕にとって意味がない」ということのようです。
昨日はこんな会話がありました。

「トイレ、もう１人でできるでしょうって言われて連れて行かれるんだけど
出ない時は出ないんだよ。これ（オムツ）してるんだし。
『こらっ、ダメですよ』ってことは、僕は殆どしないし
家に帰ればおばんちゃん（母のこと）がいるし、みんなも来てくれるワケだから
なーんにも問題ないと、僕は思うんだよ。
ダメですよって、意味がわからないんだよ。」

「そうだよ。何にも問題ないよ。
うちの床ツルツルにしてさ、拭き易いようにすればいいんだもんね。
オムツ２枚はいたって、いいもんねぇ。」

「そうだよ、そうすりゃいいって、僕も言ったんだ。
でも、ダメですって言うんだ。なんでだろう。」

「うちの仲良しさは、病院の人にはわからないのかもしれないね。」

「そうなんだろうなぁ。何度も『帰れば大丈夫ですから』って言ったんだけど。
『この人、オカシイんじゃないかしら』って思われてるみたいなんだよ。
そりゃ確かにどっかおかしいまんまなんだろうけどさ
帰れば治るって、僕は思うんだよ。
『こういう時、うちは強いから大丈夫です』って、言ったんだけどなぁ。」

「うん、お母さんとワシ（わたしの家での一人称）もそう言ったんだけどねぇ。
くも膜下の後遺症で、珍しくないことだし、ぜーんぜん大丈夫なんだよ。
でもサザエモドキちゃんがね、病院の人に同意しちゃったのョ。
普通の保険で入院できるうちにできることはしようって聞かなくてさ～。
ほら、２対１でも、サザエモドキちゃんには敵わないじゃん？」

「あはは～。そうだろうなぁ。あいつは一番強いからなぁ」

言語障害や便意尿意がわからない…というのも、くも膜下の後遺症のひとつです。

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ナミヘイの言うとおり、家族の元に戻ればなんの問題もないこと。
元々ナミヘイはお殿様状態で「水～♪」で毎日が済んでしまう人でしたしね。うふふ。

大小の始末を「大変だ」と皆さんおっしゃいますが
うちにとっては、これまた何でもないことです。
ナミヘイは若い頃に赤痢と前立腺をやってましてね。
デモノは「健康のバロメーター」として、家族同士で目視するのが日常です。　ビックリ？
ヒトシももう慣れて「ちょっとユルイ～」と目視を求めマスゾヨ。　あはは。

社宅に住んでいた頃の鳥さんと弟のタラオ。　母が撮った１枚。

「ウンチやオシッコをするのは、愉しく生きてる証拠なのよ。毎日お世話、しなくちゃね」「ウン」

小さい頃からたくさんの動物と暮らしてきたわたしたちは、デモノ・ハレモノ、平気の平左♪
「人間のダスモノなんて、猫に比べたらなんちゃあないョ♪早く帰ってきな♪」
「あはは。そうだ、そうだ♪　今日も忙しい中ご苦労さん♪」　　とっぺんぱらりのぷぅ♪
（最後の「ぷぅ」はオナラかしら？　と、ずっと気になっている莫迦な人）

これだけは、大後悔なんですけどね。⇒⇒⇒おじゃもみ亭『満月が欠けている 』

●病院にて●
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